2017年9月29日金曜日

田代島の価値を低める情報発信に反対

田代島の玄関口に週刊誌のスキャンダル記事を張り続ける行為に反対します。

現時点では、田代島へ来島する多くの方が観光目的の方々ですので、観光地田代島としては「イメージ」は特に重要ですね。
せっかく来てくださった観光客のみなさんに、島の玄関とも言える港で「イエロー・ジャーナリズム」と非難されるような週刊誌の、田代島のイメージを悪くするような記事を張り出しておくのは、島として得策とは思えなません。島の住人の行いとして如何なものかと思わざるをえません。
この週刊誌張り出しの行動に、反対の意を表します。

ウィキペディアにおける「週刊誌」というメディア全般の定義を見ると、以下のような内容です・・・

「国会議員や官僚が辞任・辞職に追い込まれる女性スキャンダルや新聞社・テレビ局の不正行為は週刊誌の報道を契機に表面化することが少なくないが、質の悪い見出しや著名人の私生活を暴く報道や不安を煽る報道などが多いため、「イエロー・ジャーナリズム」と非難されることもある。
「週刊誌的」「週刊誌のような」と表現する場合、「センセーショナリズム」「スキャンダリズム」「覗き見趣味」「いい加減な情報」などのネガティブなイメージを伴うことが多い。正社員ではない契約記者、嘱託記者、新聞記者のアルバイト原稿などの無署名記事や匿名証言が多いため「記事の信憑性が低い」「責任の所在があいまい」と批判されることがある。[要出典]
1980年代に100万部を発行する週刊誌もあったが、現在ではフリーペーパーやインターネットの普及に加え、読者の多くを占めていた団塊世代の大量退職もあり、[要出典]多くが発行部数を大きく落として採算割れをする週刊誌も出ている。2008年12月には読売新聞社の『読売ウィークリー』(旧『週刊読売』)が休刊になった。かつて「独占スクープ」「独占告白」「ヘアヌード」「少年犯の顔写真公開」「法廷内写真公開」などで注目を集めた週刊誌は転換期を迎えつつある。
2010年代に入って、インターネット、特にスマートフォンの普及が週刊誌離れに拍車をかけているという見方がある。そのような状況下において、誹謗中傷中国韓国への煽情的ともとれる報道がなされ、その見出しが電車の中吊り広告などに堂々と出ている状態を懸念する声もある。」(以上、ウィキペディアより引用)

以上
現在の出版社さんが、部数激減に伴い金庫が火の車であり・・・経費削減のおり人員も減り、記事の信ぴょう性に関してどれくらい検証できているか・・・それが新聞ならまだしも、週刊誌ともなればどうでしょう。
このように書けば、週刊誌の業務従事者の方に失礼かもしれませんが、医療でも、食品でも、交通でも、少子高齢化の影響も受けて日本の至る業界で、作業の効率化のための質の低下が起きておる実情を我々は目にしています。命に直接関わる現場でも起こるのですから、週刊誌でも起こり得ることでしょう。


一般的に見て、イエロージャーナリズムである週刊誌の記事を観光地の玄関口に貼ること自体が、観光地に不利益をもたらす下品な行為であると考えますが、田代島に今貼られている記事の内容に限って言えば、根拠の無い、憶測のみで書かれた事実と違う内容がほとんどの記事であるので、さらに問題です。
後に、この記事の内容が事実と反すると明らかになった際に、この記事を書いた人、それを張り続けた人はどうやって責任を取るのでしょうか。他人事ながら怖くなります。

その記事では、特定の政治家さんを、特定の宗教組織と関連付けたりもしていますが、ここは、NPO法人 石巻・田代島しまおこし隊におけるネット上のネガティブな情報に対応するための広報のブログですので、しまおこし隊のことに関してだけ書くことにします。
さらに、このブログの目的は、どなたか、またはどこかの組織を攻撃する事ではなく、自分たちに関する誤情報の訂正、反証が目的ですので、できるだけ他の方の固有名詞を出さないで書くことにします。

記事では、我々しまおこし隊が、特定の宗教組織と関係があると書かれています。
関係がある・・・というのは曖昧な表現です。
インターネットや経済で世界中がつながっている現在、この同じ地球にあって関係が無いものの方が少ないといえるでしょう。

そういった中で、社会的に、ある組織と組織が「関係がある」と言った場合には、
・両組織間で金銭の授受がある
・両組織の首脳陣が共通の人物である(一方の役員が、もう一方でも役員であるとか)
・一方の組織が、もう一方の組織の活動を指導する関係にある
こういう関係がある場合に、「関係がある」というべきであると考えますが、しまおこし隊と指摘されている宗教組織にはいずれの関係もありません。

現代の社会人が、社会的に「関係がある」旨を指摘するなら、上記の3項目、もしくはその他でも社会的に「関係がある」と言えるだけのしっかりした関係性において、根拠・証拠もを持って発言すべきであると思いますが、今回張り出されている記事は、確たる根拠も無いまま、漠然と関係がありそうだな〜という事だけで書かれている記事にしか見えません。



<間違い情報がインターネットでも拡散中>

このような、根拠の無い記事を核にしてに、ネット上でさらに根拠を明示しない情報を追加して膨らまし、その間違えばかりの雪だるま情報を拡散している状態が続いています。
さらに、その間違った拡散情報を根拠として、SNSでしまおこし隊の活動を非難する方がいらっしゃることは本当に悲しいことです。
週刊誌に書かれた無責任な記事が、社会的な後ろ盾になると、本気で思わないでください。
あとで、大きな後始末がやってくることになります。その前に気づいてください。
もし、私たちを非難する記事を書いてしまっている方が、このブログをご覧になられましたら、もう一度、全体の情報を冷静な目で読み直してみてください。
どこかに、しっかりとした根拠の情報がありますか? 流言飛語の類を鵜呑みにして書かれているものでは無いでしょうか? みんなが言っているから真実なのではありません。
そのような流言飛語に惑わされて、あなたも間違いを拡散しているとしたら、その責任をどのように取られますか。大変なことです。もう一度、ご確認ください。


※ 「間違い情報」とは、発信した人の誤認で、事実と違う情報を、そうとは知らずに発信している情報。
「ウソ情報」とは発信している人がそれを真実では無いと知りながら、つまり、これを言うと自分はウソを言っていると知りながら発信している情報です。
現在、私たちに対する誤った情報を発信している人が、「間違い情報」を発信しているだけであると思いたいです。何かの勘違いで、そう思ってしまって、良かれと思って発信しているだけであると思いたいです。そうすれば、間違いに気付けば、握手して協力する仲間として転換できます。

防潮堤のこと(リンク)